ジジイことポメラニアンのこちろっち君が1月に倒れ、腎不全の診断を受けてから1カ月余の闘病生活が過ぎようとしている。
原因は腎臓いっぱいにたまった石。シュウ酸カルシウムの石。
ここまで石が大きいと外科的治療となるのだが、ジジイは心臓が悪く手術もできない。
左の腎臓の管が多分石のかけらで詰まり炎症を起こし腎不全になったらしいのだ。
ジジイは噛みつき犬、レントゲン、エコー等は全くできない。
麻酔もかけられない。だから多分なのだ。
それでもお医者さんが最低限の検査を電光石火で行ってくれたのだ。
だが辛うじて機能していたもう一つの腎臓もダメになってきた。
先週の金曜日を最後に治療を断念した。
ジジイが断固拒否、興奮して唸る、噛みつく、そして倒れてしまう。
痩せて骨と皮という状態で断固拒否なのだ。
昨日は久しぶりに体調が良く、上着の懐に入れて散歩をした。
嫌なことさえしなければ素直な子なのだ。
明るい真っ青な空に雪を頂いた山々が美しかった。
目を細め、辺りの景色を眺めていたジジイ。
あの散歩が最後になるのだろうか。
釧路の保健所から家に来て1年4カ月しかたっていないのになあ。
まだまだ楽しいことがいっぱいあるのになあ。
連れてきたときから治療のできない子、重い病気になれば手を焼くだろうことは分かっていたけどなあ。
昨日から下半身のマヒが進み、もう立ち上がることができなくなった。
別れの時は近いと思う。
さんざん私に噛みついて、わがまま放題で去っていくのか。
顔も2階噛みつかれ、左の頬にはシミが残ったよ(年を取るとあおたんまでシミになると初めて知ったわさ)。
苦しまずに逝ってほしい。
それだけを願っている。